がん検診は、線虫のしごと : 精度は9割「生物診断」が命を救う
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書誌事項
がん検診は、線虫のしごと : 精度は9割「生物診断」が命を救う
(光文社新書, 1021)
光文社, 2019.8
- タイトル別名
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がん検診は線虫のしごと : 精度は9割生物診断が命を救う
- タイトル読み
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ガン ケンシン ワ センチュウ ノ シゴト : セイド ワ 9ワリ セイブツ シンダン ガ イノチ オ スクウ
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注記
参考文献: p228-230
内容説明・目次
内容説明
二〇一五年三月、「線虫が、非常に高い精度でがん患者の尿の匂いを嗅ぎ当てる」という論文が米科学誌に掲載され、報道番組でもトップニュースとして報じられた。九州大学の研究者だった著者は、その後起業し、実用化に向けた研究を重ね、医学界への普及活動に邁進してきた。たった尿一滴で、ステージ0の段階からがんが検知されることで、がん治療はどう変わるのか。なぜ、線虫だったのか。検査に機械ではなく生物を用いる「生物診断」の可能性は?各種メディアで注目の研究者・経営者が、自身の歩みや、誰も思いつかなかった研究を生み出した発想法、研究者を目指す若者への提言などを交えつつ、二〇二〇年の線虫がん検査「N‐NOSE(エヌ・ノーズ)」実用化で大きく変わるがん検診とがん治療の今後の展望を伝える。
目次
- 第1章 「がん検査」と「がん治療」が大きく変わる(線虫がん検査「N‐NOSE」で、何が変わるのか?;「N‐NOSE」が占める位置と、果たす役割)
- 第2章 なぜ、線虫だったのか(そもそも線虫とはどのような生物か;どのように「N‐NOSE」は実現されたのか;まだ謎の多い「嗅覚」の仕組みとは)
- 第3章 「謎の学生」だった私が、「がんの匂い」に出会うまで(教科書に書かれていないことを見つける;就職して、研究への思いに気づく;犬にできるなら、線虫にもできるはずだ!)
- 第4章 研究から起業へ—N‐NOSE実用化のステップ(「研究者は経営に向かない」は本当か?;予想を上回った実用化への期待)
- 第5章 N‐NOSEが世界を変える(世界の中のN‐NOSE;大きな可能性を秘めた生物診断の世界)
「BOOKデータベース」 より