戦時下の映画 : 日本・東アジア・ドイツ

書誌事項

戦時下の映画 : 日本・東アジア・ドイツ

岩本憲児, 晏妮編

森話社, 2019.8

タイトル別名

戦時下の映画 : 日本東アジアドイツ

タイトル読み

センジカ ノ エイガ : ニホン・ヒガシアジア・ドイツ

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注記

略年表: p339-358

文献あり

内容説明・目次

内容説明

あの時代人々は何を見たのか。満洲事変後、日本は中国で戦争を拡大し、やがて米英などとの戦争に突入していった。当時の映画は、娯楽としてだけでなく、ニュース映画などをとおして一大映像メディアへと急成長していた。その影響力の大きさから、体制側は国策遂行の一環として映画に強い期待を寄せた。本書では、日本国内の映画領域と、満洲、朝鮮、台湾、中国、ドイツに関する考察を交差させて、越境的な視点から「戦時下の映画」の多様な様相を浮かび上がらせる。

目次

  • はじめに 「映画戦」への遠い道程
  • 1 戦争の時代と映画(映画統制構想の展開と映画工作;“戦ふ映画館”—戦時下のオフ・スクリーン;日中戦時下の農村巡回映画の活動;教化映画か教材映画か—「動く掛図」論争以後の教育映画/映画教育の言説と実践;戦時下の映画ジャーナリズム)
  • 2 越境する映画(初期満映について—雑誌『満洲映画』の記事から;『東遊記』論;朝鮮映画の戦時体制—第二世代朝鮮映画人と映画国策;越境する植民地劇場—日帝末期・呉泳鎮のシナリオを中心に;映画と台湾総督府の南進政策;占領下の上海映画と日本映画—文化融合と非協力;“大東亜の歌姫”李香蘭の表象性—“幻”の映画『私の鴬』再検証;ドイツの銀幕における“大東亜戦争”)

「BOOKデータベース」 より

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