殺す親殺させられる親 : 重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行

書誌事項

殺す親殺させられる親 : 重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行

児玉真美著

生活書院, 2019.8

タイトル別名

重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死意思決定地域移行

殺す親 殺させられる親

タイトル読み

コロス オヤ コロサセラレル オヤ : オモイ ショウガイ ノ アル ヒト ノ オヤ ノ タチバ デ カンガエル ソンゲンシ・イシ ケッテイ・チイキ イコウ

大学図書館所蔵 件 / 201

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注記

奥付のISBN: 9784865000000, ジャケットのISBN: 9784865000993

第3刷の奥付のISBN: 9784865000993

内容説明・目次

内容説明

「生きるに値しない命」を地域と家庭の中に廃棄しては「親(家族)に殺させ」ようとする力動に静かに抗うために—「私がリンゴの木を植えても植えなくても世界は明日滅びるだろう」という明確な認識を持ち、世界の救いのなさにおののくしかないからこそ、私自身が今日を生きるために、私はリンゴの木を植える—。透徹した絶望と覚悟を共有する中で、出会い、耳を傾け合い、認め合い、繋がり合うこと。抗うすべと希望を、その可能性の中に探る。

目次

  • 第1部 子どもの医療をめぐる意思決定(アシュリー事件;「白い人」の不思議な世界の不思議な「コンセント」;子どもをデザインする親たち;ボイタ法)
  • 第2部 「死ぬ・死なせる」をめぐる意思決定(「死ぬ権利」をめぐる議論;「無益な治療」論;私たちはどのような存在にされようとしているのか)
  • 第3部 「無益な治療」論を考える(「無益な治療」論が覆い隠すもの;日本型「無益な治療」論としての「尊厳死」;意思決定の問題として「無益な治療」論を考える;「出会い」から意思決定を問い直す)
  • 第4部 親であることを考える(強い者としての親;相模原事件;弱い者としての親;「親を『ケアラー』として支援する」という視点;親にとっての「親亡き後」問題;リンゴの木を植える)

「BOOKデータベース」 より

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