母性のディストピア
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書誌事項
母性のディストピア
(ハヤカワ文庫, 8348-8349 . ハヤカワ文庫JA||ハヤカワ ブンコ JA ; JA1374-JA1375)
早川書房, 2019.7
- 1 接触篇
- 2 発動篇
- タイトル別名
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Maternal dystopia
- タイトル読み
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ボセイ ノ ディストピア
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注記
主要参考文献: 2:p351-357
集英社 (2017年刊) の単行本を大幅な加筆訂正のうえ、2分冊で文庫化したもの
その他のタイトルはブックジャケットによる
内容説明・目次
- 巻冊次
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1 接触篇 ISBN 9784150313746
内容説明
敗戦の記憶は、日本人の想像力を母子相姦的な構造の中に閉じ込めた。映像の20世紀の臨界点、戦後アニメーションの3人の巨人は、この「母性のディストピア」にどう対峙したのか?宮崎駿は「母」の胎内で飛ぶことを夢見る少年たちを描いた。富野由悠季はモビルスーツという仮初めの身体と架空年代記を繰り返し破壊しつつ、「ニュータイプ」という想像力を追い求めた—『ゼロ年代の想像力』に続く傑作評論、待望の文庫化。
目次
- 第1部 戦後社会のパースペクティブ
- 第2部 戦後アニメーションの「政治と文学」
- 第3部 宮崎駿と「母性のユートピア」
- 第4部 富野由悠季と「母性のディストピア」
- 巻冊次
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2 発動篇 ISBN 9784150313753
内容説明
「母性のディストピア」という戦後アニメーションの想像力の袋小路に対し、押井守は情報論的転回で突破しようとした。しかし映像の20世紀からネットワークの21世紀へと時代が移行し、「母性のディストピア」の重力が増すなか、押井の挑戦もまた挫折した。戦後日本とアニメーションが見た夢の痕跡から、新時代を開く鍵は見つかるのか—富野由悠季との最新対談、語り下ろしの「2010年代の想像力」を追加収録した決定版。
目次
- 第5部 押井守と「映像の世紀」
- 第6部 「政治と文学」の再設定
- 富野由悠季はなぜ、いまだにアニメをつくりつづけているのか?—富野由悠季×宇野常寛対談
- 2010年代の想像力(宇野常寛インタビュウ)
「BOOKデータベース」 より