国家神道と国体論 : 宗教とナショナリズムの学際的研究
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国家神道と国体論 : 宗教とナショナリズムの学際的研究
(久伊豆神社小教院叢書, 12)
弘文堂, 2019.9
- タイトル読み
-
コッカ シントウ ト コクタイロン : シュウキョウ ト ナショナリズム ノ ガクサイテキ ケンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
気鋭の論者たちの学際的考察が近代日本研究の新時代を告げる。国家神道と国体論の文脈が交錯する視座から、宗教とナショナリズムの構造を実証的に解明。
目次
- 国家神道と国体論に関する学際的研究序説
- 第1部 国家・神社・神道(「国家ノ宗祀」の制度と精神;近代における造化三神論の展開;日露戦後の神社中心主義政策と戦前日本の神社観—「神社‐ネオ国教」試論;十九世紀建築論と明治天皇奉斎—表象・趣味・ナショナリズム;平山 昇 実業家と伊勢神宮参拝に関する一試論;戦前期における官社宮司のキャリア形成—藤巻正之の事績を手掛かりとして;国立ハンセン病療養所の神社創建—国家権力下のムラの神)
- 第2部 国民・教育・宗教(近代日本の初等教育における政教分離原則とその緩和;昭和戦前期の仏教界と海外日系二世—見学団、日本留学、修学団に注目して;戦前期における谷口雅春の国体言説—国体明徴運動の影響をめぐって;昭和十年の消防招魂祭;「西の靖國」の創建—地域神社の戦時期;靖國神社と「福祉国家」—方法的序論;国立墓地群を通して見る韓国ネイション内部の「亀裂」について)
- 第3部 国体・思想・学問(筧克彦の思想と活動—国体論との関わりに注目して;河野省三の学問と思想—神社を背景とした国体論;近代神道と「八紘一宇」—二荒芳徳の「八紘為宇」論を中心に;井上孚麿の新体制批判と天皇親政論;里見岸雄と「国体明徴」—「天皇機関説の検討」から“日本国体学会”の設立へ;国体明徴運動と憲法学者;「国家神道」と「国体」のあいだにて)
「BOOKデータベース」 より