明治期の民権と民衆
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明治期の民権と民衆
(牧原憲夫著作選集, 上巻)
有志舎, 2019.9
- タイトル読み
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メイジキ ノ ミンケン ト ミンシュウ
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注記
牧原憲夫年譜: 巻末p1-14
収録内容
- 原点となった読書体験は?
- 否定としての溯行 : 創刊にあたって
- 人民闘争史における敗北の論理 : 日本人民闘争史再構築へのノート
- 宮崎民蔵の思想と行動 : ある土地改革者の軌跡
- 明治社会主義の農民問題論
- 「近代的土地所有」概念の再検討 : 最近の西欧近代地主制史研究を手がかりに
- 民権と国権 : 大阪事件に見る
- 大阪事件研究の意味と課題
- 民権と国権 : 『自由燈』の場合
- 民権運動と民衆 : ひとつの問題整理
- 政事と徳義 : 困民党の歴史的位相をめぐって
- 明治期民衆の「政事」観念と「国民」意識
- 覚書「客分」再考
- 林宥一著『「無産階級」の時代 : 近代日本の社会運動』を読んで
内容説明・目次
内容説明
一九九〇年代以降の日本近代史研究に大きな足跡を残した歴史家・牧原憲夫。その研究の中から牧原史学のエッセンスが詰まった代表的な論文を精選して収録。上巻は、研究の原点となる一九七〇年代前後の入手困難な初期論考をはじめ、明治後期の土地問題や農民問題論、民権運動の分析から、「客分」をキーワードに新しい民衆史像を提示した一九九〇年代までの論考など、未発表作品も含めて構成される。戦後の社会科学や歴史学に学びつつも、近代的価値観や制度そのものに内在する抑圧や排除・疎外を鋭く問い質していった歩みを示す。
目次
- 1 原点—「敗北の論理」を見据えて(原点となった読書体験は?;否定としての溯行—創刊にあたって ほか)
- 2 土地所有にみる「近代」—源蓄期国家と運動者(宮崎民蔵の思想と行動—ある土地改革者の軌跡;明治社会主義の農民問題論 ほか)
- 3 民権と国権、連帯と侵略(民権と国権—大阪事件に見る;大阪事件研究の意味と課題 ほか)
- 4 民衆運動の論理—三極構造と「客分」(民権運動と「民衆」—ひとつの問題整理;政事と徳義—困民党の歴史的位相をめぐって ほか)
「BOOKデータベース」 より