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匂いと香りの文学誌

真銅正宏著

(春陽堂ライブラリー, 001)

春陽堂書店, 2019.10

Title Transcription

ニオイ ト カオリ ノ ブンガクシ

Note

博士論文「日本近代文学における五感表現の総合的研究」 (神戸大学, 2016年) の第2部本文に加筆し改稿再編集したもの

Description and Table of Contents

Description

五感のうちでも、最も記憶と結びつきやすいと云われる嗅覚。『失われた時を求めて』に代表されるように、その感覚を表現した文学作品は数多い。小説のなかの魅力的な匂いと香りを楽しむことは、読書という行為をより豊かなものにする。「におわないこと」が重視され、嗅覚を使う機会の減った現代だからこそ、香り立つ文章の楽しみ方を伝授する。

Table of Contents

  • 第1章 人の身体の匂い
  • 第2章 香水と花の文化
  • 第3章 異国の匂い—巴里
  • 第4章 異国の臭い—上海
  • 第5章 匂いと嫉妬
  • 第6章 湯と厠とこやしの臭い
  • 第7章 発酵と美味しい匂い
  • 第8章 記憶と幻臭
  • 第9章 木と雨と空気の匂い
  • 第10章 言葉と香り

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