いま、なぜ魯迅か
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書誌事項
いま、なぜ魯迅か
(集英社新書, 0995C)
集英社, 2019.10
- タイトル別名
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いまなぜ魯迅か
- タイトル読み
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イマ ナゼ ロジン カ
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注記
参考文献: p202-206
内容説明・目次
内容説明
「会社国家」であり、「官僚国家」でもある日本では、「精神のドレイ」が主人の意向を先取りする、いわゆる忖度が大流行りである。まじめ主義者と多数に従ういい人ばかりのこの国に、いま必要なのが魯迅の「批判と抵抗の哲学」だ。魯迅を自らの思想的故郷とする著者が、血肉となった作品を論じ、ニーチェ、夏目漱石、中野重治、竹内好、久野収、むのたけじら、縁の深い作家・思想家を振り返る。「永遠の批評家」魯迅をめぐる思索の旅は、孤高の評論家の思想遍歴の旅でもある。
目次
- 一九〇四年秋、仙台
- エスペラントに肩入れした魯迅と石原莞爾
- 満州建国大学の夢と現実
- 上野英信の建大体験
- 故郷および母との距離
- 魯迅とニーチェの破壊力
- 死の三島由紀夫と生の魯迅
- 夏目漱石への傾倒
- 中野重治と伊丹万作の魯迅的思考
- 久野収と竹内好の魯迅理解
- 武内好の太宰治批判とニセ札論
- 魯迅の思想を生きた、むのたけじ
- 魯迅を匿った内山完造
- 魯迅の人と作品
「BOOKデータベース」 より