近代日本の国体論 : 「皇国史観」再考
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近代日本の国体論 : 「皇国史観」再考
ぺりかん社, 2019.10
増補改訂
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近代日本の国体論 : 皇国史観再考
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キンダイ ニホン ノ コクタイロン : 「コウコク シカン」サイコウ
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Note
学位請求論文 (博士論文)「〈皇国史観〉研究序説」(東北大学, 2005年) に増補、加筆、修正を施したもの
参考文献: p393-412
Description and Table of Contents
Description
神代の神勅/国民の主体的忠義、日本ファシズム/総力戦体制、伝統(非合理)/近代(合理)。これらの対立が深刻になった昭和十年代の国体論に注目し、明治以後に発展した近代的学知の影響を受けた“皇国史観”という分析概念を視座として、大川周明・平泉澄らの思想形成と著作を詳細に検討し、現代社会に底流する排外的な歴史認識の源泉を解明する。
Table of Contents
- 序論 国体論研究の視角
- 第1部 国体論の胎動(大川周明『列聖伝』考;平泉史学と人類学 ほか)
- 第2部 国体論の対立(平泉澄の「日本人」観;大川周明の日本歴史観 ほか)
- 第3部 国体論の行方(「皇国史観」の相剋;大川周明のアジア観 ほか)
- 結論 国体論の帰結
- 補論1 村岡典嗣の中世思想史研究
- 補論2 戦時期文部省の教化政策
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