中華民国と文物 : 国家建設に果たした近代文物事業の役割
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中華民国と文物 : 国家建設に果たした近代文物事業の役割
(早稲田大学エウプラクシス叢書, 018)
早稲田大学出版部, 2019.10
- タイトル別名
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Cultural relics in Republic of China : the role of modern cultural relics projects in nation-building
中華民国と文物事業 : 国民国家建設における文物の意味
- タイトル読み
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チュウカ ミンコク ト ブンブツ : コッカ ケンセツ ニ ハタシタ キンダイ ブンブツ ジギョウ ノ ヤクワリ
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2012年度に早稲田大学アジア太平洋研究科に提出した学位請求論文「中華民国と文物事業 : 国民国家建設における文物の意味」を加筆修正したもの
内容説明・目次
内容説明
中華民国は「文物」をどのように保護し、国家機構に取り込んでいったのか。清王朝末期の文物の破壊、略奪、大量の海外流出、故宮博物院が果たした役割、第二次世界大戦中の文物の疎開、国民への公開、日本とのかかわり…。
目次
- 序章 本書の課題と視角
- 第1章 近代文物事業の黎明—清末民初の文物保護事業
- 第2章 中央集権的近代文物事業の成立—南京国民政府期の文物保護事業
- 第3章 民国政治空間のなかの「清王朝文物」—「清王朝文物」・故宮博物院をめぐる諸問題
- 第4章 文物南遷—抗日戦争期の文物保護事業
- 第5章 可視化された文物—展覧会と近代文物事業
- 第6章 文物の「戦後処理」—戦後の文物返還・帰還をめぐる近代文物事業
- 補論 辛亥革命から北京政変前後における「清室宝物」をめぐる議論—『順天時報』の社論・論説分析を中心に
- 終章 未完のプロジェクトとしての近代文物事業
「BOOKデータベース」 より