トラベル・ミステリー聖地巡礼
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トラベル・ミステリー聖地巡礼
(双葉文庫, か-56-01)
双葉社, 2019.9
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トラベル・ミステリー セイチ ジュンレイ
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Description and Table of Contents
Description
西村京太郎『寝台特急殺人事件』松本清張『時間の習俗』…などの名作トラベル・ミステリー全18作の舞台となった地を気鋭のミステリー評論家にして“乗り鉄”の著者が訪れ、「あの事件現場」を体当たり取材!作品に描かれた舞台の今と、描かれなかった謎の真相を追究する。彼の地と名作に思いを馳せ、つかの間の旅情を味わってください!
Table of Contents
- “トラベル・ミステリー”ブームの震源地は意外な小駅—『寝台特急殺人事件』西村京太郎
- 夏の金沢で人気の海水浴場は、かつての米軍試射場—『死のある風景』鮎川哲也
- 元ラガーマンの吉敷刑事が鳥取駅構内を駈け回る—『出雲伝説7/8の殺人』島田荘司
- 『点と線』の名コンビが再びアリバイの壁に挑む—『時間の習俗』松本清張
- 日本の新幹線が止まった日—『動脈列島』清水一行
- 十津川警部と並ぶ立役者、浅見光彦初登場—『後鳥羽伝説殺人事件』内田康夫
- 叙述トリックの名手が仕掛ける時刻表トリック—『田沢湖殺人事件』中町信
- 青春の一ページになるはずのアリバイ工作—『ブラックスワン』山田正紀
- 幻の転落現場を求めて—『空白の起点』笹沢左保
- トラベル・ミステリー史上に残る名犯人—再び『空白の起点』笹沢左保
- アリバイ崩しのヒントは怪談ろくろ首!?—『寝台特急「出雲」+−の交叉』深谷忠記
- 元祖トラベル・ミステリーの舞台は戦前の私鉄王国関西—『船富豪の惨劇』蒼井雄
- 東日本大震災が変えた秘境駅の光景—『JR最初の事件』種村直樹
- 双子の双子による双子のためのアリバイ—『マジックミラー』有栖川有栖
- 鉄道紀行のカリスマが残した唯一の小説集—『殺意の風景』宮脇俊三
- SLやまぐち号の招かれざる客—『山口線“貴婦人号”』草野唯雄
- 押絵と旅する男が降りた駅はどこ?—「押絵と旅する男」江戸川乱歩
- 放浪中の乱歩と時をかける夜汽車—引き続き「押絵と旅する男」江戸川乱歩
- 天竜川は“天の川”である—『天竜峡殺人事件』津村秀介
- 線路はつづくよどこまでも?『義経号、北溟を疾る』辻真先
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