誰も知らない特攻 : 島尾敏雄の「震洋」体験

書誌事項

誰も知らない特攻 : 島尾敏雄の「震洋」体験

馬場明子著

未知谷, 2019.9

タイトル別名

誰も知らない特攻 : 島尾敏雄の震洋体験

タイトル読み

ダレモ シラナイ トッコウ : シマオ トシオ ノ シンヨウ タイケン

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注記

主要参考・引用文献: p153

内容説明・目次

内容説明

17年前、テレビドキュメンタリー「幻の特攻艇震洋の足跡」が作られた。あの時話を聞かせてくれた元震洋隊の方々。久しぶりに訪ねると、彼らはこう言った。「もう誰も知りませんよ」。元第18震洋隊長、島尾敏雄の5作品『出孤島記』(一九四九年)『出発は遂に訪れず』(一九六二年)『私の文学遍歴』(一九六六年)『魚雷艇学生』(一九八五年)『震洋発進』(一九八七年)。残された島尾の証言を手がかりに、改めて「幻の特攻艇震洋の足跡」をたどる。

目次

  • 第1章 特攻への道「私は震洋隊設定当初からの要員に属した」
  • 第2章 フィリピン コレヒドール「元々、死に場所になるはずだった」
  • 第3章 沖縄 金武「生き残ってだらしがないな」
  • 第4章 島尾部隊進出「加計呂麻島といっても知っている人はありますまい」
  • 第5章 出撃命令「ソーイン、シューゴー」
  • 第6章 八月十五日「センソウハ、オワッタノカモシレナイ」
  • 第7章 震洋の最期「幻の横穴のうつろが見えたようであった」
  • 第8章 特攻の戦後「震洋体験を伏せておきたかった」
  • 第9章 ノスタルジア「おーいシマオ中尉!」
  • 第10章 誰も知らない特攻「一度も実戦を戦っていない」
  • 二つのエピローグ

「BOOKデータベース」 より

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