書誌事項

極性表現の構造・意味・機能

澤田治, 岸本秀樹, 今仁生美編

開拓社, 2019.11

タイトル別名

Polarity-sensitive expressions : their forms, meanings and functions

極性表現の構造意味機能

タイトル読み

キョクセイ ヒョウゲン ノ コウゾウ イミ キノウ

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注記

参考文献: 各章末

収録内容

  • 序論 : 極性表現の構造・意味・機能 = Introduction : The forms, meanings and functions of polarity-sensitive items / 澤田治, 岸本秀樹, 今仁生美 [執筆]
  • 日本語の否定極性表現と統語構造 = Negative polarity items and syntactic structure in Japanese / 岸本秀樹 [執筆]
  • 極性と否定極性と統語的条件 : 日本語とスペイン語の否定現象から = Polarity, negative polarity and their syntactic conditions : negation-related expressions in Japanese and Spanish / 片岡喜代子 [執筆]
  • 話題・焦点活性化とWH-mo, XP-sika, Rokuna N = Topic, focus and WH-mo, XP-sika, rokuna N in Japanese / 西岡宣明 [執筆]
  • 程度修飾と極性が交差するところ = Where degree modification and polarity sensitivity meet / 渡辺明 [執筆]
  • 日本語の裸不定語 : 譲歩条件節における認可メカニズムを通して = Bare indeterminates in Japanese / 中西公子, 平岩健 [執筆]
  • 「より」「ほど」「くらい」の極性について = On polarity of comparative expressions, yori, hodo and kurai in Japanese / 今仁生美 [執筆]
  • On the strong and weak readings of the scalar particle -Mo in Japanese = 日本語のスカラー詞「も」の強い読みと弱い読みに関する考察 / Yasutada Sudo [執筆]
  • 肯定極性を持たない肯定極性表現 : 日本語の「whか」の分析 = Positive polarity items without positive polarity : an analysis of "wh-ka" in Japanese / 吉本靖 [執筆]
  • 否定極性・肯定極性の第一言語獲得 : 子どもはどこまで大人と同じなのか = The acquisition of negative and positive polarity : How do children differ from adults? / 郷路拓也 [執筆]
  • 否定極性疑問文の伝達する慣習的推意 : 日本語と英語の比較 = The conventional implicature conveyed by negative polar interrogatives: a comparison of Japanese and English / 大島デイヴィッド義和 [執筆]
  • 感情表出表現として振る舞う否定極性表現の意味・機能について : 「何も」と「とても」を中心に = The meanings and functions of expressive negative polarity items : with special reference to nani-mo and totemo / 澤田治 [執筆]
  • 「そんなに」「あまり」の非否定節における分布と意味 = The meaning of sonnani and amari based on their distribution in non-negative clauses / 井戸美里 [執筆]
  • 上代日本語の否定極性表現 : 副助詞ダニの意味再考 = Negative polarity expressions in old Japanese : a reconsideration of the semantics of dani / 衣畑智秀 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

本書は、極性表現の構造、意味、機能についての第一線の研究者による論文を収録する。所収論文では、極性についての先行研究を踏まえた上で、統語論、意味論、語用論、歴史、言語獲得、コーパス等、様々な観点から、否定極性現象のみならず、肯定極性現象をも含めた極性現象の最新の分析が展開されている。編者による極性研究の概説も含まれ、専門家は言うに及ばず、初学者にも、極性現象の研究をするための必携書となっている。

目次

  • 序論—極性表現の構造・意味・機能
  • 第1部 統語論(日本語の否定極性表現と統語構造;極性と否定極性と統語的条件—日本語とスペイン語の否定現象から;話題・焦点活性化とWH‐mo,XP‐sika,Rokuma N;程度修飾と極性が交差するところ)
  • 第2部 意味論(日本語の裸不定語—譲歩条件節における認可メカニズムを通して;「より」「ほど」「くらい」の極性について;On the Strong and Weak Reading of the Scalar Particle‐Mo in Japanese)
  • 第3部 肯定極性項目(肯定極性を持たない肯定極性表現—日本語の「whか」の分析;否定極性・肯定極性の第一言語獲得—子どもはどこまで大人と同じなのか)
  • 第4部 語用論(否定極性疑問文の伝達する慣習的推意—日本語と英語の比較;感情表出表現として振る舞う否定極性表現の意味・機能について—「何も」と「とても」を中心に)
  • 第5部 コーパス・歴史(「そんなに」「あまり」の非否定節における分布と意味;上代日本語の否定極性表現—副助詞ダニの意味再考)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB29266907
  • ISBN
    • 9784758922807
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpneng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    x, 388p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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