動的語用論の構築へ向けて
著者
書誌事項
動的語用論の構築へ向けて
開拓社, 2019.11-
- 第1巻
- 第2巻
- タイトル別名
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Dynamic pragmatics
- タイトル読み
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ドウテキ ゴヨウロン ノ コウチク エ ムケテ
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動的語用論の構築へ向けて (第1巻)
2019.11.
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動的語用論の構築へ向けて (第1巻)
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注記
その他の編者: 秦かおり, 吉田悦子, 山口征孝
文献あり
内容説明・目次
- 巻冊次
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第1巻 ISBN 9784758913751
内容説明
ことばは今この瞬間に動いており、獲得され、歴史的に変化し、ミクロ、マクロに渡って変異する。ことばはわれわれの生態系、知識や認知、さらに社会生活からどのような影響を受け動いているのか。本書は「共通基盤化」「歴史語用論」「会話分析」「類型論」「認知言語学」などの分野を横断し、理論と実証を経て、この動的な性質を解明する。「動的語用論の構築へ向けて」(第1巻)は、新たな語用論の領域への挑戦である。
目次
- 動的語用論の構築へ向けて
- 第1部 共通基盤化(指示解決—自己中心性と共通基盤化;多人数インタラクション場面における共通基盤化と動的語用論—折り紙作成場面を事例に;やりとりの不均衡さをどう調整するか—課題達成場面における共通基盤化;指示解決の動的語用論—リンガ・フランカとしての英語使用に於ける共通基盤化の事例)
- 第2部 歴史語用論・文法化(「発話頭(左の周辺部;LP)‐主観的、発話末(右の周辺部;RP)‐間主観的」仮説の再考—動的な立場から;ガ格標示の間接受身文と「てもらう」構文の発達について—「雨が降られると困る」「雨が降ってもらうと有難い」のような表現を中心に;句読法の歴史的変化に見る動的語用論の可能性—イギリス英語のfull stopを中心に)
- 第3部 理論と実証(「他者の発話を理解すること」の生態学;診療談話における共感のプロセス—発話に伴う情動の認知語用論的分析;マスモードの思考—「びんの小鬼」をめぐる覚え書き;代用形の先行詞解釈をめぐって)
- 巻冊次
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第2巻 ISBN 9784758913768
内容説明
ことばは今この瞬間に動いており、獲得され、歴史的に変化し、ミクロ・マクロに渡って変異する。人はことばを通して、意味や、思考、感情、経験を形成する。そのプロセスの始まりから終わりまでが、ことばの動的な性質の解明への鍵となる。第2巻は、「歴史語用論」「言語獲得」「談話分析」「文脈研究」などの分野を横断し、理論と実証を経た、この新たな語用論の領域への挑戦。
目次
- 第1部 歴史語用論・文法化(過去分詞givenに見る談話的用法への変遷について;Having said that構文と談話機能—周辺部の観点から ほか)
- 第2部 言語獲得・実験心理学(話し手の知的信頼度の理解—暗黙的・明示的な理解およびオンラインとオフラインの理解の比較;身体表現活動セッションでの指導者と子どもたちとのインタラクションとその変遷—相互適応の観点から ほか)
- 第3部 談話分析・相互行為言語学(アイデンティティ・ワークとスタンスの多層性—からかいのプレイから;発話頭の「ハ」成立の動機付け—動的文法観に基づく一考察)
- 第4部 理論と実証(グライスの枠組みの動的な運用方法と失言が不適切な理由;構文語用論Constructional Pragmaticsの可能性—語用論が切り開く構文研究の新たな地平)
- 第5部 文脈(心理的文脈と前提に関する動的語用論的研究)
「BOOKデータベース」 より