侯景の乱始末記 : 南朝貴族社会の命運

書誌事項

侯景の乱始末記 : 南朝貴族社会の命運

吉川忠夫著

(志学社選書, 001)

志学社, 2019.12

タイトル別名

侯景の乱始末記 : 南朝貴族社会の命運

タイトル読み

コウケイ ノ ラン シマツキ : ナンチョウ キゾク シャカイ ノ メイウン

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注記

中公新書版(中央公論社, 1974)に補篇「史家范曄の謀反」を加えた増補版

内容説明・目次

内容説明

南朝梁の武帝のながきにわたる治世の末に起こり、江南貴族社会を極度の荒廃に陥れることとなった侯景の乱を活写した「南風競わず」。東魏に使いしたまま長年江南に帰還するを得ず、陳朝の勃興に至る南朝の黄昏に立ち会う生涯を送った一貴族を描く「叙陵」。そして、西魏・北周・隋の三代にわたり、北朝の傀儡政権として存続した後梁王朝を論じる「後梁春秋」。これら原本収録の三篇に加え、侯景の乱を遡ること一世紀余、劉宋の治世下で惹起した『後漢書』編著・范曄の「解すべからざる」謀反の背景に迫った「史家范曄の謀反」をあらたに採録。

目次

  • 第1章 南風競わず—侯景の乱始末記(白日黯し;朔北の嵐;蕭衍老公を縛取せん ほか)
  • 第2章 徐陵—南朝貴族の悲劇(江南の使臣;公宴;〓〓(けんいん)の災 ほか)
  • 第3章 後梁春秋—ある傀儡王朝の記録(江陵の陥落;長子に利あらず;竜躍の基趾 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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