展望塔のラプンツェル The Rapunzel's observation tower
著者
書誌事項
展望塔のラプンツェル = The Rapunzel's observation tower
光文社, 2019.9
- タイトル別名
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The Rapunzel's observation tower
- タイトル読み
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テンボウトウ ノ ラプンツェル
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注記
参考文献: p334
内容説明・目次
内容説明
多摩川市は労働者相手の娯楽の街として栄え、貧困、暴力、行きつく先は家庭崩壊など、児童相談所は休む暇もない。児相に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問する。石井家の次男壮太が虐待されていると通報が入るが、どうやら五歳児の彼は、家を出てふらふらと徘徊しているらしい。この荒んだ地域に寄り添って暮らす、フィリピン人の息子カイと崩壊した家庭から逃げてきたナギサは、街をふらつく幼児にハレと名付け、面倒を見ることにする。居場所も逃げ場もない子供たち。彼らの幸せはいったいどこにあるのだろうか—。
「BOOKデータベース」 より