パステルナーク事件と戦後日本 : 『ドクトル・ジバゴ』の受難と栄光

Author(s)

Bibliographic Information

パステルナーク事件と戦後日本 : 『ドクトル・ジバゴ』の受難と栄光

陶山幾朗著

恵雅堂出版, 2019.11

Other Title

パステルナーク事件と戦後日本 : ドクトルジバゴの受難と栄光

Title Transcription

パステルナーク ジケン ト センゴ ニホン : 『ドクトル・ジバゴ』ノ ジュナン ト エイコウ

Available at  / 32 libraries

Note

「パステルナーク事件」関連年表: p405-413

Description and Table of Contents

Description

かつて日本の文壇を揺るがした「パステルナーク事件」という騒動があった。それは１９５８年度ノーベル文学賞がソ連の作家パステルナークに授与されたとの一報から始まった。それから６０年。日本の文学者・知識人たちが無自覚のうちに巻き込まれた、この忘れられた“狂騒曲”の真実に、初めて本書が迫る。

Table of Contents

  • 発端—一九五八年十月二十三日
  • 祝福から迫害へ—一九五八年十月二十三日〜十一月六日
  • 「事件」前史—一九五六〜五八年
  • 日本語版『ドクトル・ジバゴ』狂騒曲
  • 糾弾者エドワード・サイデンステッカー
  • 「文士」と政治—高見順（１）
  • 「怖れ」と「美化」と—高見順（２）
  • 「モスクワ芸術座」という事件
  • “害虫”のポリティクス
  • “ワルプルギスの夜”の闇
  • 『真昼の暗黒』の来日—アーサー・ケストラー１
  • 「目に見えぬ文字」への道程—アーサー・ケストラー２
  • “勝利”の儀式？—第３回ソビエト作家大会１
  • クレムリン宮殿の中野重治—第３回ソビエト作家大会２
  • 「事件」の終わり—かくて人びとは去り…

by "BOOK database"

Details

Page Top