薩琉軍記論 : 架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのか

書誌事項

薩琉軍記論 : 架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのか

目黒将史著

文学通信, 2019.12

タイトル別名

Satsuryū gunki

タイトル読み

サツリュウ グンキロン : カクウ ノ リュウキュウ シンリャク モノガタリ ワ ナゼ ヒツヨウ ト サレタ ノカ

注記

関連年表: p412-415

内容説明・目次

内容説明

登場人物や舞台のほぼすべてを創作する特異な軍記、“薩琉軍記”を研究する初の書。異国と戦った者たちの物語がなぜ必要とされたのか。異国合戦軍記が担った役割は何だったのか。国家の異国観が、大衆へ浸透していく様相を解明するために、日本文学史に異国合戦軍記を位置づける。

目次

  • “薩琉軍記”研究の過去、現在
  • 第1部 “薩琉軍記”の基礎的研究(“薩琉軍記”諸本考;“薩琉軍記”世界の考察—成立から伝来、物語内容まで)
  • 第2部 “薩琉軍記”の創成と展開の諸相(物語生成を考える—近世の文芸、知識人との関わりから;甦る武人伝承—再生する言説)
  • 琉球から朝鮮・天草へ—異国合戦軍記への視座
  • 資料篇

「BOOKデータベース」 より

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