タイ民主化と憲法改革 : 立憲主義は民主主義を救ったか
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タイ民主化と憲法改革 : 立憲主義は民主主義を救ったか
(地域研究叢書, 39)
京都大学学術出版会, 2020.1
- タイトル読み
-
タイ ミンシュカ ト ケンポウ カイカク : リッケン シュギ ワ ミンシュ シュギ オ スクッタカ
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注記
博士論文 (2013年) に加筆修正を行ったもの
参考文献: p359-372
内容説明・目次
内容説明
タイの近代政治は苦難の歴史であった。立憲革命以降、実にクーデターが13回、その都度憲法が破棄され新憲法が制定された。本来、立憲主義は民主主義の「質」を高めるために導入されるはずである。しかし新興国では、それが大衆の政治的要求を抑え込むために導入されている。大衆のパワーが既得権益層の危機感を煽り、「立憲主義」の名を借りて強化された司法が民主主義を脅かしているのである。立憲主義を謳って制定された憲法が民主主義を破壊する、現代政治のパラドックスを鋭く抉り出す。
目次
- プロローグ 民主主義への不信感は民主主義の限界なのか?
- タイ民主化を問う意義
- 第1部 1990年代以降の憲法改革:契機と意図(二つの憲法—1997年憲法と2007年憲法;政治改革運動再考—タイ「立憲主義」とは何か)
- 第2部 憲法改革と民選権力(憲法改革と執政権—タイ憲法における“国の基本政策方針”の政治的意味;憲法改革と立法権—抑え込まれるタイ立法権 選挙制度改革の分析)
- 第3部 憲法改革と非民選権力(憲法改革と汚職取締り—汚職の創造:法規定と政治家批判;憲法改革と司法権—憲法裁判所と憲法に基づく独立機関の制度的問題;憲法改革と「非民選」立法権—2007年憲法と上院 その新たなる使命)
- タイ民主化と憲法改革
- エピローグ 2017年憲法を巡る攻防とタイ民主化の未来
「BOOKデータベース」 より