書誌事項

近代移行期における地域形成と音楽 : 創られる伝統と異文化接触

北原かな子, 浪川健治編著

ミネルヴァ書房, 2020.1

タイトル読み

キンダイ イコウキ ニオケル チイキ ケイセイ ト オンガク : ツクラレル デントウ ト イブンカ セッショク

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注記

参考文献あり

索引あり

収録内容

  • 時のなかの音と音楽 : 移行する時代、変化する感性 / 浪川健治
  • 近世民衆の芸能と武士の奏楽: 祈り、そして娯楽 : 近世津軽の「騒」と音 / 浪川健治
  • 教養としての音曲・娯楽としての音曲 : 偕姫の養育をめぐる近世後期の萩藩の動向 / 根本みなみ
  • 近世後期の大名家奥向における奏楽の変容 : 松浦静山と松浦熈の比較から / 吉村雅美
  • 移行期の民衆文化と音楽: 北部沖縄における伝統音楽の変容 : 久志・辺野古の事例から / 古家信平
  • 三味線の近世 : 「津軽三味線」以前 / 浪川健治
  • 平尾魯僊の聴いた音と音楽 : 北奥地域のグローバル化と社会変容 / 藤原義天恩
  • 洋楽の到来と近代音楽の世界: 東方正教の音楽と士族 / 山下須美礼
  • 明治初期弘前における洋楽受容と讃美歌 / 北原かな子
  • 明治一四(一八八一)年の天皇巡幸と弘前藩士族による雅楽 / 北原かな子
  • 交差する邦楽調査と唱歌編纂 : 明治四〇年代の東京音楽学校に着目して / 鈴木啓孝
  • 歴史史料に音を読む / 北原かな子

内容説明・目次

内容説明

音を通して歴史を見る—。洋楽の受容に伴い、階層間の音楽世界の差異が再編され、新たな音楽世界が形成された近代移行期。日本史、思想史、民俗学など、多彩な研究視点から音楽の歴史性を探ることで、グローバル化する地域文化の連続と変容を問う。

目次

  • 時のなかの音と音楽—移行する時代、変化する感性
  • 第1部 近世民衆の芸能と武士の奏楽(祈り、そして娯楽—近世津軽の「騒」と音;教養としての音曲・娯楽として音曲—偕姫の養育をめぐる近世後期の萩藩の動向;近世後期の大名家奥向における奏楽の変容—松浦静山と松浦熈の比較から)
  • 第2部 移行期の民衆文化と音楽(北部沖縄における伝統音楽の変容—久志・辺野古の事例から;三味線の近世—「津軽三味線」以前;平尾魯僊の聴いた音と音楽—北奥地域のグローバル化と社会変容)
  • 第3部 洋楽の到来と近代音楽の世界(東方正教の音楽と士族;明治初期弘前における洋楽受容と讃美歌;明治一四(一八八一)年の天皇巡幸と弘前藩士族による雅楽;交差する邦楽調査と唱歌編纂—明治四〇年代の東京音楽学校に着目して)
  • 歴史史料に音を読む

「BOOKデータベース」 より

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