サルトルのプリズム : 二十世紀フランス文学・思想論

書誌事項

サルトルのプリズム : 二十世紀フランス文学・思想論

澤田直著

法政大学出版局, 2019.12

タイトル別名

la littérature française du XXème siècle au prisme de Sartre

サルトルのプリズム : 二十世紀フランス文学思想論

タイトル読み

サルトル ノ プリズム : 20セイキ フランス ブンガク・シソウロン

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注記

略号表・参考文献: pxiv-xx

内容説明・目次

内容説明

膨大な著作や画期的な論争によって、二十世紀フランスを代表する哲学者・知識人となったサルトル。世界大戦がもたらした実存の虚無に想像力で立ち向かった作家は、同時代人との友情・競合関係を通じていかにその特異な思想と文体を創造しえたのか。サルトル研究の第一人者が、伝記や自伝、イメージ論や文体論、同性愛などのテーマに着目し、一つの時代を多面的に浮き彫りにする。

目次

  • 第1部 同時代を生きること(世代の問題を出発点として;他者の現象学—プルーストを読むサルトルとレヴィナス;両大戦間期パリ—ロシア系哲学者たち、九鬼周造とサルトル;シュルレアリスムとエグゾティスム—ブルトンとサルトル;神秘主義をめぐって—バタイユとサルトル;人間と歴史をめぐって—レヴィ=ストロースとサルトル;いかにして共に生きるか—サルトルとバルト;集団、主体性、共同体—六八年五月とサルトル、トゥルーズ=ガタリ、ブランショ;詩人ポンジュを読む二人の哲学者—デリダとサルトル)
  • 第2部 サルトルの提起する問い(イメージ論とは何か—不在の写真をめぐって;文学と哲学の草稿研究—『カルネ』を中心に;同性愛とヒューマニズム—実存主義のジェンダー論;作家・哲学者にとってスタイルとは—文体論をめぐって;自伝というトポス)

「BOOKデータベース」 より

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