意識と感覚のない世界 : 実のところ、麻酔科医は何をしているのか
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書誌事項
意識と感覚のない世界 : 実のところ、麻酔科医は何をしているのか
みすず書房, 2019.12
- タイトル別名
-
Counting backwards : a doctor's notes on anesthesia
意識と感覚のない世界 : 実のところ麻酔科医は何をしているのか
- タイトル読み
-
イシキ ト カンカク ノ ナイ セカイ : ジツ ノ トコロ、マスイカイ ワ ナニ オ シテ イルノカ
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注記
原著初版 (W.W. Norton, c2018)の翻訳
監修: 勝間田敬弘
参考文献: p209-215
内容説明・目次
内容説明
2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行った。読者が選んだ「栄えあるベストワン」は、1846年に掲載されたエーテル吸入による初めての無痛手術についての論文であった。今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。メスで身体を切り刻まれているあいだ、痛みを感じないのはなぜなのか?手術のあと、何事もなかったように目を覚ますことができるのはなぜなのか?3万回以上の処置を行ってきた麻酔科医が、麻酔薬の歴史から麻酔科医の日常までを描く、謎めいた医療技術をめぐるノンフィクション。
目次
- 深い眠り
- 麻酔科医のコマンドセンター
- 五つのA
- 線路のような麻酔記録
- マスクの恐怖
- 絶飲食
- 心臓の鼓動
- 特別変わった患者
- つきまとうミス
- 待たされる側になると
- 折り鶴
- 囚われた脳
- 目で見て、やってみて、教えてみよ
- 覚醒
- 安全な旅路
「BOOKデータベース」 より