建国神話の社会史 : 史実と虚偽の境界
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建国神話の社会史 : 史実と虚偽の境界
(中公選書, 102)
中央公論新社, 2020.1
- タイトル読み
-
ケンコク シンワ ノ シャカイシ : シジツ ト キョギ ノ キョウカイ
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内容説明・目次
内容説明
「先生、そんなの嘘だっぺ!」。天照大神の孫が高天原から降臨し、その孫である神武天皇がヤマトに東征、橿原宮で天皇の位に就く—。『古事記』『日本書紀』に記されたこれらの神話が歴史的事実ではないことは、戦前の普通の人々にとっても当たり前のことであった。一方で、民主化や経済振興の手段ともなった巨大な「建前」は、やがて戦時下の国民を大きな混乱に巻き込んでいく。『昭和天皇』の著者による天皇と日本社会の近代史。
目次
- プロローグ 史実と虚偽の境界
- 第1講 神話が事実となるまで
- 第2講 「事実」化の波紋—国際協調の時代
- 第3講 建国祭と万国博覧会
- 第4講 「事実」化の矛盾—満洲事変の影響
- 第5講 「紀元は二千六百年」—戦時下の建国神話
- 第6講 「事実」化の破綻—敗戦とその後
- エピローグ 「建国神話の社会史」の旅を終えて
「BOOKデータベース」 より