環境から生まれ出る言葉 : 日米環境表象文学の風景探訪

書誌事項

環境から生まれ出る言葉 : 日米環境表象文学の風景探訪

小谷一明著

(エコクリティシズム・コレクション = Ecocriticism collection)

水声社, 2020.1

タイトル読み

カンキョウ カラ ウマレデル コトバ : ニチベイ カンキョウ ヒョウショウ ブンガク ノ フウケイ タンボウ

大学図書館所蔵 件 / 53

この図書・雑誌をさがす

注記

引用・参考文献: p297-309

内容説明・目次

内容説明

環境は文学でしか語りえないのではないか。マイク・デイヴィス、ダンバー=オーティーズ、カレン・テイ・ヤマシタ、林京子、水上勉、日野啓三らの作品を読み解き、環境への意識がどのように生じ、いかにその場の力に触発された言葉が生まれるのかをさぐりつつ、その意識の変容をたどる試み。

目次

  • 第1章 米国西部の環境表象(自動車が運ぶアメリカ—アプトン・シンクレア『石油!』の西部幻想;南西部の赤い土—ダンバー=オーティーズの回想録を読む;都市とパストラル—パストラル概念の再考と“環境の感覚”;儀式による「米国西部」の再イメージ化)
  • 第2章 林京子における大地のリアリズム(ヒバクシャと越境する場所の感覚;林京子論—即物的に語り続けた理由;林京子インタビュー 文学と核の接触領域)
  • 第3章 故郷と離郷のはざまを読む(向かい風と返し風—在日歌人李正子の「風」を読む;聞き取れない歌—広津和郎の「さまよへる琉球人」;原発のある風景—水上勉『故郷』における里山の変容)
  • 第4章 越境する場所の感覚(日野啓三の戦後風景論;エコ・コスモポリタニズムとは何か—ハイザの『場所の感覚と惑星の感覚』を読む;脱自然的自然を生きること—阿賀と水俣、アマゾンの環境的交差)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ