戦時下の経済学者 : 経済学と総力戦

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戦時下の経済学者 : 経済学と総力戦

牧野邦昭著

(中公選書, 103)

中央公論新社, 2020.1

新版

タイトル読み

センジカ ノ ケイザイ ガクシャ : ケイザイガク ト ソウリョクセン

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注記

旧版: 2010年刊

内容説明・目次

内容説明

二つの世界大戦は社会のすべてを動員する総力戦であり、そこで重要だったのが経済だった。本書では総力戦下の経済学者たちの言説がどんな役割を果たしたか、戦後にどう影響したかを追う。英米独日の経済抗戦力を経済学者はどのように判断したのか。経済学はイデオロギー対立のなかにどのように巻き込まれたのか。マルクス経済学、さらには西洋思想への対抗手段とされた日本経済学とは。第32回石橋湛山賞受賞作に最新の研究成果を加筆。

目次

  • 第1章 河上肇—戦時下の経済思想の「先駆け」(ナショナリスト・河上肇;河上が体験したドイツの戦時経済体制 ほか)
  • 第2章 陸海軍と経済学者(国防に利用される経済;陸軍秋丸機関(陸軍省戦争経済研究班)の結成 ほか)
  • 第3章 経済新体制をめぐって(イデオロギー対立のなかに置かれた経済新体制案;柴田敬—一般均衡理論とマルクス経済学の統合 ほか)
  • 第4章 思想戦のなかの経済学(思想対策の手段とされた経済学;『国体の本義』の経済思想 ほか)
  • 第5章 「近代経済学」とは何だったのか(「近代経済学」が意味するところ;高田保馬の苛立ち—日本の社会科学の低水準 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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