CiNii 図書 - 釈摩訶衍論の新研究

著者

釈摩訶衍論の新研究

早川道雄著

ノンブル社, 2019.12

学位請求論文「『釈摩訶衍論』の思想史的研究」(国際仏教学大学院大学, 2002年)の内容を基礎としつつ、その後の研究の進展を取り入れて新たに寄稿したもの

第１章　不二摩訶衍法と真生二門（真如門・生滅門）（不二摩訶衍法の諸問題；釈論の真生二門解釈；巻第二における真生二門解釈）
第２章　釈論の行道論とその発想的根源（智浄相解釈における同義と異義；同義・異義の発想的根源に関する考察；二大事の内実；四無為と五有為—阿梨耶識の総合的理解のために）
第３章　釈論における無明と明（「無明は明である」—巻第四所説の六無明を中心として；巻第四に現われるその他の六無明的な内容；釈論の四鏡解釈—自利利他にわたる性浄本覚の強調）
第４章　五重問答とその周辺（自宗決定と引摂決定の内実；厚薄問答から五重問答へ；釈論における同時成仏論と衆生不成仏論の考察）
第５章　三十三種法門の諸問題（三十三種法門の構成とその問題点；発想的根源としての法蔵教学　１華厳別教；発想的根源としての法蔵教学　２華厳同教）
別篇（釈摩訶衍論　現代語試訳）

「BOOKデータベース」より