近世後期テニヲハ論の展開と活用研究
著者
書誌事項
近世後期テニヲハ論の展開と活用研究
勉誠出版, 2019.11
- タイトル読み
-
キンセイ コウキ テニオハロン ノ テンカイ ト カツヨウ ケンキュウ
大学図書館所蔵 件 / 全73件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
学位請求論文 「近世後期におけるテニヲハ論の展開と活用研究」 (上智大学, 2017年度提出) に加筆修正を施したもの
折込み図1枚: 黒川真頼草稿『詞の栞』
参考文献一覧: p305-311
引用文献一覧: p312
内容説明・目次
内容説明
漢文訓読や歌論・連歌論等、日本語に関わる人々の関心事であり続けた「テニヲハ」。近世後期に入ると、国学者たちはテニヲハの研究を深め、陸続と語学書や活用表が編まれた。現代とは異なる範囲と尺度を持つその活用表は、語学的な営為の結晶であるとともに歌学・古典学の精髄でもあった—近世の伝統的なテニヲハ研究を、動詞の活用研究との関係から辿り、近代的文法研究にどのような影響を与えたのかを検討。国学研究の地平に肉薄し、その射程を読み解く。附録として未発表資料黒川真頼草稿『詞の栞』影印・翻刻を掲載。
目次
- 第1部 完了「り」の学説史(完了「り」考—鈴木朖まで;完了「り」考—本居春庭以降;「自他」再考)
- 第2部 命令形の学説史(「命令形」考;続「命令形」考—明治前期における;「属」考—意味分類の試み)
- 第3部 八衢の系譜(黒川真頼の活用研究と草稿「語学雑図」;黒川真頼における『詞八衢』の受容と展開)
- 附録
「BOOKデータベース」 より