バルザック詳説 : 『人間喜劇』解読のすすめ
著者
書誌事項
バルザック詳説 : 『人間喜劇』解読のすすめ
(水声文庫)
水声社, 2020.1
- タイトル別名
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謎とき「人間喜劇」
バルザック詳説 : 人間喜劇解読のすすめ
- タイトル読み
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バルザック ショウセツ : 『ニンゲン キゲキ』カイドク ノ ススメ
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注記
オノレ・ド・バルザック年譜: p429-432
参考文献: p439-442
「謎とき『人間喜劇』」(ちくま学芸文庫, 2000年)を基本的枠組みとして構成(あとがきより)
内容説明・目次
内容説明
一言一句、目を凝らすようにして小説世界を追いかけると、ぴたりと符号する文字の並び、登場人物の変化、会話の妙、読者を巻き込む位相、そして他の作品への目配せ—バルザックの『人間喜劇』に張り巡らされた仕掛けが動き出す、冴え渡る読みの手ほどき!
目次
- 活字に魅せられた男バルザック
- 第1部 見つめる男たち(黄金の夢の彼方に—『ファチーノ・カーネ』の幻視;白い肩の向こうを覗けば—『谷間の百合』の意匠;パリの高みから何を見たか?—ラスティニャックとリュシアン;街角の視線—『鞠打つ猫の店』の構図;人を見る、人を知る—『ゴリオ爺さん』におけるvoirとsavoir; 死者の目、生者の目—『シャベール大佐』における「まなざし」;教会の一隅に祈る—『無神論者のミサ』の真実;絵の具の堆積の下に—『知られざる傑作』の変貌;独り者のコレクション—『いとこポンス』の面白さ;虹の中の幸福—「トゥールの司祭」とは誰か?)
- 第2部 見つめる女たち(無垢な瞳の魔法—『ユルシュル・ミルゥエ』の幻視;黄金の火に焼かれて—『ウジェニー・グランデ』における光;川揉み女の見たもの—『ラ・ラブィユーズ』、欲望の構図;性を見つめる—『いとこベット』の深淵;ハートのクイーンの失敗—『ソーの舞踏会』の男と女;寄宿舎の窓から—『二人の若妻の手記』女の変貌;声とまなざし—『アルベール・サヴァリュス』のヒロイン;不義にして富み高きは我にあっては浮雲の如し—『禁治産』に見る中国;クレオール母娘のたくらみと恋—『結婚財産契約』の裏側;誘惑のディスクール—『県のミューズ』から『ボヴァリー夫人』へ)
「BOOKデータベース」 より