野蛮の言説 : 差別と排除の精神史

書誌事項

野蛮の言説 : 差別と排除の精神史

中村隆之著

(春陽堂ライブラリー, 002)

春陽堂書店, 2020.2

タイトル読み

ヤバン ノ ゲンセツ : サベツ ト ハイジョ ノ セイシンシ

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注記

人類の長い歴史の中には、他者を蔑視し排除する言葉が常に存在していた。コロンブスの新大陸発見から、ナチスのホロコースト、現代日本の差別意識まで、古今東西の著作を紐解き、文明と野蛮の対立を生む人間の精神史を追う。

参考文献一覧: p337-346

内容説明・目次

内容説明

人類の長い歴史の中には、他者を蔑視し排除する言葉が常に存在していた。コロンブスの新大陸発見、ダーウィンの進化論、ナチ・ドイツによるホロコースト、そして現代日本における差別意識まで、古今東西の著作を紐解き、文明と野蛮の対立を生む人間の精神史を追う。人間が人間を「野蛮な存在」とみなす言葉がなぜ生み出されてしまうのか、全15回の講義から考える。

目次

  • イントロダクション 私たちの“闇の奥”
  • 1 “野蛮”の源流—言語・法・宗教(西洋の“野蛮”観;文明と野蛮の構図;人種差別と奴隷制)
  • 2 啓蒙思想と科学の時代(ナチュラリストと哲学者;展示されたひとりの女性;ダーウィン『種の起源』のインパクト;『人間の由来』と社会ダーウィニズム)
  • 3 植民地主義からホロコーストへ(『闇の奥』と植民地主義;忘却されたジェノサイド;ナチズムの論理と実践;ナチ優生学と安楽死)
  • 4 日本社会の“闇の奥”(近代日本の“闇の奥”—人類館、朝鮮人虐殺、七三一部隊;ヘイトスピーチと相模原事件;“野蛮の言説”とどう向き合うか)

「BOOKデータベース」 より

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