妻籠め
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妻籠め
(小学館文庫, [さ7-2])
小学館, 2018.10
- タイトル読み
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ツマゴメ
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注記
2016年刊の加筆改稿
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
父を亡くし、少年の頃の怪我がもとで足が不自由になったわたしは、母に気兼ねする内向的な性格になっていた。そして青春時代に、恩師とも言える神父の失踪と親しかった友人の自死を経験した。二つの喪失を抱えて生きるわたしの前に現れたのが、教え子である女子大生の真琴だった。心ざわめくわたしは、求められるままに真琴と山陰の神社や遺跡を巡る旅に出ることになった。それが、二つの喪失に関しての謎を解き明かすことになるとは—。波風の立たないように静かに暮らしていたわたしに、転機が訪れる。美しい文章で綴られた著者の最高傑作、遂に文庫化。
「BOOKデータベース」 より