中世やまと絵史論
著者
書誌事項
中世やまと絵史論
吉川弘文館, 2020.3
- タイトル別名
-
Reflections on medieval Yamato-e
- タイトル読み
-
チュウセイ ヤマトエ シロン
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注記
著者「高岸」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え
収録内容
- 「清水寺縁起絵巻」の空間と国土
内容説明・目次
内容説明
やまと絵は中世の四百年間において、あらゆる絵画の基盤であった。絵巻・肖像画・仏画・障屏画など多ジャンルの作例を分析し、視覚による世界把握のありようを探るとともに、絵師や流派による表現様式の展開を追う。権力者による注文、鑑賞、コレクションの実態にも目を向けることで、社会を映し出す鏡としての役割を鮮やかに解き明かした注目の書。
目次
- 中世の造形と視覚
- 第1部 中世絵巻論—制作と享受(中世における絵巻の収集享受と権力;絵巻マニアの絵巻評 ほか)
- 第2部 初期土佐派論—公武権力と和漢の絵画(やまと絵の再生と革新—室町時代土佐派の成立と展開;「天稚彦草紙絵巻」と室町土佐派絵巻の展開 ほか)
- 第3部 土佐光信論—空間と心理(十五世紀絵画のパースペクティブ—土佐光信のリアリズム;「槻峯寺建立修行縁起絵巻」と修験のランドスケープ ほか)
- 第4部 戦国時代やまと絵論—都鄙の風景(「清水寺縁起絵巻」の空間と国土;室町・戦国時代の西湖憧憬—旅する眼に映った日本の「西湖」 ほか)
「BOOKデータベース」 より