怪を志す : 六朝志怪の誕生と展開

書誌事項

怪を志す : 六朝志怪の誕生と展開

佐野誠子著

名古屋大学出版会, 2020.2

タイトル別名

怪を志 (しる) す

タイトル読み

カイ オ シルス : リクチョウ シカイ ノ タンジョウ ト テンカイ

注記

志怪年表: 巻頭pvi

引用書目: p357-361

人名索引: 巻末p1-8

書名・作品名索引: 巻末p9-13

内容説明・目次

内容説明

歴史と宗教のあしもとで。「怪力乱神を語らぬ」儒教の国にあって、怪異はなぜ、いかにして志されるようになったのか。『今昔物語集』等にも影響を与えた古代中国の「志怪」について、史書の伝統や仏教伝来との関係を軸に、社会的文脈から生成過程、文体まで、初めてトータルに捉え、中国人の精神のかたちを逆照射する。

目次

  • 六朝志怪と怪異の歴史記録
  • 第1部 史の伝統の中で(志怪の文脈—歴史書の拡大と変異の記録;志怪の系譜—五行志との関わりを手掛かりに;志怪の怪)
  • 第2部 仏教を受け止めて(志怪における僧侶—新たなる怪異との邂逅;仏教志怪の系譜—応験記との関わりを手掛かりに;冥界遊行の仏教化)
  • 中国「小説」史への吸収

「BOOKデータベース」 より

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