紀南遊囊 ; 彦城雜話 武器袖鏡書抜
著者
書誌事項
紀南遊囊 ; 彦城雜話 . 武器袖鏡書抜
(荻野流砲術傳書, [8])
[書写者不明], 安政2 [1855]
文字資料(書写資料)
- タイトル別名
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明珍系圖
鞍工系圖
- タイトル読み
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キナン ユウノウ ; ゲンジョウ ザツワ . ブキ ソデカガミ カキヌキ
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注記
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写本
題簽の書名: 紀南遊囊, 彦城雜話, 明珍系圖, 鞍工系圖
『紀南遊囊』: 巻末に「此書ハ天山先生ノ筆スル處ニシテ郷里ノ子弟ヘ其近状ヲ告ン為ノ設之固ヨリ著述ニ意有テ筆記スル者ニアラス予カ謄寫スル処ノ原本ハ末ニ題スル処ヲ見ルニ己未ノ四月七日葛山氏謄冩シテ葛上紀流ヘ贈ル処ノ本也想フニ紀南遊囊ハ葛山氏ノ題識スル処カ 中邨大明識」とあり
『紀南遊囊』: 跋に「(前略)余又漫遊ヲ好ム然トモ所謂勝情有テ勝具ナキコトナレハ終ニ先生ノ跡ヲ追フコト能ハス遺憾少カラズ此書ニ對シテ益愧慚スルノミ余又常ニ宿志ニ酬ユルコト能ハサルヲ憂テ好テ諸國ノ地圖ヲ閲シ紀行ノ書ヲ讀ム況ヤ此書先生ノ事蹟備ルモノヲヤ因テ一本ヲ冩シ聊一言ヲ後ニ志ルス先生此書ノ外ニ又彦城日記アリ 文政壬午仲冬初四 中邨大明書于東窓」とあり
『彦城雜話』: 巻末に「余徃年大出邨ニ在シ時此書ヲ看ルコトヲ得タリ後ニ鏑木運平又携來テ示サルコレヲ謄冩セント欲シテ五葉ニシテ止ヌ兒元起是ヲ草本内ニ得テ再仁科貞喬ノ本ヲ借用シテ功ヲ卒ヌ天山西遊ノ後紀南遊囊及ヒ此書アリ一時ノ謾書ソノ志業アル処ニ非レトモ其節操履歴ノ一班ヲ窺フニ足ヌヘシ紀南遊囊ハ先年謄冩シテ藏ス併セ看テ其梗概ヲ知ヘシ 壬寅九月十二日 六十五齢元恒識」とあり
『彦城雜話』: 奥書に「弟経政毎ニ漫遊ヲ好ム(中略)此両篇ハ先師天山翁ノ遺記ナリ謄冩シテ與フ猶青雲ノ士ニ附テ砥行立名祖考ヲ辱シムルコトナカレ 安政乙卯十月廿一日 兄森敬識」とあり
帙入
印記: 「洲地氏藏書」
朱墨書き入れあり