南方熊楠のロンドン : 国際学術雑誌と近代科学の進歩
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南方熊楠のロンドン : 国際学術雑誌と近代科学の進歩
慶應義塾大学出版会, 2020.2
- タイトル読み
-
ミナカタ クマグス ノ ロンドン : コクサイ ガクジュツ ザッシ ト キンダイ カガク ノ シンポ
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内容説明・目次
内容説明
イギリスと東洋が関係を深めつつあった19世紀末、当時、最先端の都市だったロンドンに留学し、大英博物館リーディング・ルームを主たる舞台として世界各国の辞書や事典を渉猟し、学問的研鑽を積んだ熊楠は、いかにして欧米の学術空間に受け入れられたのか。国際学術誌『ネイチャー』『ノーツ・アンド・クエリーズ』『フラヘン』に376篇もの英文論考を寄稿し、東洋からの知見の提供によって、近代科学の発展を支えた南方熊楠の営為を歴史的・国際的な視点から捉えなおす、気鋭の力作。
目次
- 雑誌の国の熊楠—英文論文三七六篇の意義と価値
- 第1部 『ネイチャー』—近代科学を支えた雑誌という装置(ロンドンでの二つの「転換」—なぜ植物学から離れたのか;「東洋の星座」に秘められた戦略—古天文学と比較民族学;一九世紀末の『ネイチャー』を読む—先端科学と科学啓蒙のあいだ;東洋への関心—日本、中国、インド;東洋の情報提供者から世界の探求者へ—そして熊楠の挫折;『ネイチャー』からの撤退—変容する雑誌空間)
- 第2部 『ノーツ・アンド・クエリーズ』—ローカルな知とグローバルな知の接合・衝突する場(熊楠と『ノーツ・アンド・クエリーズ』—三四年間の投稿生活;質疑応答するアマチュア知識人たち—『ノーツ・アンド・クエリーズ』という世界;辞書の黄金時代—『オクスフォード英語大辞典』『エンサイクロペディア・ブリタニカ』を生みだした場所;『ノーツ・アンド・クエリーズ』的空間の世界展開—人文科学者たちの見はてぬ夢;熊楠は『ノーツ・アンド・クエリーズ』をいかに利用したか—論文執筆の目的;熊楠の西洋世界への貢献—その英文論文はいかに利用されたか)
- 国際的知的空間における熊楠の役割と価値—新しい熊楠像へ
「BOOKデータベース」 より