「嘘」の政治史 : 生真面目な社会の不真面目な政治
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書誌事項
「嘘」の政治史 : 生真面目な社会の不真面目な政治
(中公選書, 105)
中央公論新社, 2020.3
- タイトル別名
-
嘘の政治史 : 生真面目な社会の不真面目な政治
- タイトル読み
-
ウソ ノ セイジシ : キマジメ ナ シャカイ ノ フマジメ ナ セイジ
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内容説明・目次
内容説明
政治に“嘘”がつきものなのはなぜか。絶対の権力というものがあるとすれば、嘘はいらない。それなりの反対勢力があるからこそ、それを迂回するために嘘が必要となり、反対する側も嘘を武器にするのだ。もちろん嘘には害があり、特に危険な嘘もある。世界中に嘘が横行する今、近現代の日本の経験は、嘘を減らし、嘘を生き延びるための教訓となるはずだ。複数政党政治が成立する条件と地域社会の未来像も、そこから見えてくる。
目次
- 1 “嘘”の起源—生真面目な社会(職分から政党への五〇〇年)
- 2 レトリックの効用—“嘘”の明治史(福地櫻痴の挑戦;循環の観念;五/七/五で嘘を切る)
- 3 野党 存続の条件(複数政党政治を支える嘘)
- 4 地方統治の作法(人類を鼓舞してきたもの;受益と負担の均衡を求めて—近現代日本の地域社会)
- 補章 一〇〇年後の日本—昆虫化日本 越冬始末
「BOOKデータベース」 より