マウリヤ朝〜グプタ朝
著者
書誌事項
マウリヤ朝〜グプタ朝
(アジア仏教美術論集, 南アジア ; 1)
中央公論美術出版, 2020.2
- タイトル別名
-
マウリヤ朝グプタ朝
- タイトル読み
-
マウリヤチョウ〜グプタチョウ
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注記
監修: 宮治昭, 肥田路美, 板倉聖哲
参考文献一覧: 論末
内容説明・目次
内容説明
仏教美術の始源へ。ブッダを象徴的に表す初期仏教の時代から、仏像の創始を経て、東西文化との混淆のなかで大きく花開いた南アジアの仏教美術。日本・欧米における研究の到達点を明示する19本の論考+総論による、豊穣なる古代インド仏教世界への招待。
目次
- 総論 南アジアの古代仏教美術
- 1 初期仏教の時代(アショーカ王伝と仏伝;仏伝の形成—バールフット彫刻の再考;景観の中のストゥーパ・僧院・聖遺物—サーンチー地域における形式学的・空間的・時間的パターン)
- 2 北インドのクシャーン朝(クシャーン朝の仏陀像を解き明かす—マトゥラーおよびガンダーラにおける禅定、成道、説法、王者性;比丘と比丘尼と「低俗な」実践について—インド仏教における仏像崇拝の導入;クシャーン朝マトゥラにおける石製仏像の形式展開)
- 3 南インドとスリランカ(アマラーヴァティー出土の仏坐像浮彫に関する再考察;カナガナハッリ大塔におけるスジャーターの乳糜供養図について;『マハーワンサ』に見られる舎利・仏塔信仰—王権・僧団との関り)
- 4 北インドのグプタ朝と西インドのヴァーカータカ朝(希望、失意、栄光の記念碑—インドを変えた五〇年にわたるフンとの戦い(四八四‐五三四年);大英博物館所蔵ダネーサル・ケーラー出土仏陀像から読み解くグプタ王朝の政治構造;西マールワー地方の仏像石窟のストゥーパ—インド建築史における位置づけ;アジャンター後期壁画に見られる西方との交流—いわゆる「胡人」表現を中心に)
- 5 インドの基層文化と仏教美術研究(ヒンドゥー教の形成とヒンドゥー美術;インドにおけるヤクシャ信仰と仏教美術の形成—四天王とその眷属の鬼神を中心に;鑿と絵筆で語られた説話—仏教研究における美術史の重要性)
「BOOKデータベース」 より