菊地成孔の映画関税撤廃
著者
書誌事項
菊地成孔の映画関税撤廃
blueprint, 2020.2
- タイトル別名
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Movie Review+ 2017-2019
- タイトル読み
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キクチ ナルヨシ ノ エイガ カンゼイ テッパイ
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注記
表紙のタイトル: Movie Review+ 2017-2019
内容説明・目次
内容説明
些かの落胆や幻滅を感じたら、口を慎むべきだ。著者は手品師を背後から見るように、あらゆるバックヤードに立ちながら、幼少期から変わらず映画を熱烈に愛し続けている。ただし、アン・リーの言葉に倣えば、あらゆる愛は、愛である限り演技である。ジャック・ラカンの言葉に倣えば、欺かれぬ者は彷徨う。2010年代後半を賑わせた必見作の映画評論に加え、書き下ろしのチェット・ベイカー論などを収録。
目次
- 第1章 映画関税撤廃(『スリー・ビルボード』脱ハリウッドとしての劇作。という系譜の最新作「関係国の人間が描く合衆国」というスタイルは定着するか?;『シェイプ・オブ・ウォーター』ヴァルネラビリティを反転し、萌えを普遍的な愛に昇華した、見事なまでの「オタクのレコンキスタ」は、本当にそれでいいのか? ほか)
- 第2章 そのジャズトランペッターは映画人を狂わせる。プロデューサーよりも、観客よりも、女優よりも(おい良く見ろ!!一席ずつズレてんぞ!!わっはっはっはっはっは!!『バード』と『MILES AHEAD』に生た珍事に気がつかないようなボヤっとした奴らこそが「ジャズマニア」というコダワリの人種なのだ。という悲喜劇について;誰も彼の「実像」を冷静に描くことはできない(余りにも美しすぎ、余りにもグロテスクすぎ) ほか)
- 第3章 ノーコメント復権の日に向けて(コメント芸の日々)
- 第4章 監督と評論家との対話(『わたしは、幸福(フェリシテ)』アラン・ゴミス監督×菊地成孔来日対談;『ザ・スクエア 思いやりの聖域』リューベン・オストルンド監督×菊地成孔トークイベント(司会森直人) ほか)
- 第5章 “北欧”が、決め付けられてしまう一瞬前に(ベルイマンの「喜劇」は北欧文化の裏遺産;改めて評価すべきイングリッド・バーグマン ほか)
「BOOKデータベース」 より