日本建築の歴史的評価とその保存

書誌事項

日本建築の歴史的評価とその保存

山岸常人著

勉誠出版, 2020.2

タイトル読み

ニホン ケンチク ノ レキシテキ ヒョウカ ト ソノ ホゾン

注記

歴史的建造物をどのように調査するのか、保存のための制度の課題は何か。長年にわたり調査・研究・保存に携わってきた知見より、歴史的建造物を保存し将来に伝えて行くための考え方とその具体的な事例を提示する。

内容説明・目次

内容説明

私たちをとりまく社会・環境には、様々な時代に建てられた多種多様な建造物が混在している。これらの建造物は、過去から現在まで積み重ねられた記憶、即ち歴史の蓄積を伝えており、それらが残され、使い続けられることにより、生活が豊かで味わいのあるものとなっている。しかし、経済優先の現代社会においては、一面的かつ短絡的な価値判断により、多様な価値を有する歴史的建造物の意義が見失われ、破壊や場当たり的な改変がなされている。歴史的建造物をどのように調査するのか、調査した建造物の特質をどのように読み取るのか、その特質を踏まえてどのように保存を行ってゆくべきなのか、その保存のための制度の課題は何か。長年にわたり調査・研究・保存に携わってきた知見より、歴史的建造物を保存し将来に伝えて行くための考え方と、その具体的な事例を提示する。

目次

  • 第1部 建築遺構の歴史的評価
  • 第2部 近世寺社建築を読む—調査方法と近世建築の特質
  • 第3部 地域における近世寺社建築の特質
  • 第4部 民家の技法と特質
  • 第5部 工匠と建築
  • 第6部 発掘遺構の復原的考察
  • 第7部 文化財建造物の保存修理の理念と方法
  • 第8部 震災と文化財

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ