ハンス=ゲオルグ・ガダマーの芸術哲学 : 哲学的解釈学における言語性の問題

書誌事項

ハンス=ゲオルグ・ガダマーの芸術哲学 : 哲学的解釈学における言語性の問題

小平健太著

晃洋書房, 2020.2

タイトル別名

H.-G.Gadamers Philosophie der Kunst

ハンスゲオルグガダマーの芸術哲学 : 哲学的解釈学における言語性の問題

タイトル読み

ハンス=ゲオルグ・ガダマー ノ ゲイジュツ テツガク : テツガクテキ カイシャクガク ニオケル ゲンゴセイ ノ モンダイ

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注記

2017年度3月に立教大学大学院に提出し、同年9月に学位を授与された博士論文「H.-G. ガダマーの芸術哲学における言語性の問題 : ガダマーの芸術思想の哲学的基礎づけに向けて」に加筆修正したもの

参考文献: 巻末p5-15

内容説明・目次

内容説明

芸術における真理とは何か—。ガダマーの「芸術思想」の哲学的意義を彼の主著『真理と方法』の内部から明るみに出し、彼の「哲学的解釈学」を貫く美と芸術の問題を「言語性」の観点から究明する。

目次

  • 第1章 ガダマーとヴィーコをめぐる知の伝統と受容—人文主義の復権と言語性(芸術の思索と人文主義;ヴィーコの共通感覚をめぐる知の二つの伝統—ガダマーのヴィーコ受容と言語性の問題;ガダマーの共通感覚の受容とその独自性—人文主義と解釈学の理念)
  • 第2章 美学理論の解釈学的解体—カント美学と解釈学における構想力の問題(自然美と芸術美の解釈学的解体;美の主観性から芸術の立場へ—カントによる「天才」と「美的意識」の批判;構想力の解釈学的解体—「直観的であること」(Anschaulichkeit)を通じて)
  • 第3章 美をめぐる知のもう一つの系譜—“解釈学的なもの”への解体的遡行(ガダマーのプラトン解釈—プラトン・ソクラテス的“対話”と弁証法的倫理学;美の地平をめぐる解体的遡行;真理をめぐる言葉と事柄の解釈学的連関—ガダマーのプラトン解釈と言語性の理念)
  • 第4章 ハイデガーの芸術論に対するガダマーの応答と展開—芸術作品の真理と言語性(『真理と方法』における芸術作品の存在論とその体系的位置;芸術作品の存在への問いの歩み—ガダマーによるハイデガー解釈;芸術作品における真理—「存在の開示」の諸相;芸術作品における真理と言語性の問題—ガダマーによる応答と展開)
  • 第5章 解釈学的経験における「媒介」の理論—ヘーゲルとガダマーをめぐる言語性の問題(解釈学の普遍性要求と言語性;言語の思弁的構造と言語性—ヘーゲルとガダマー;共鳴と反発—言語性をめぐる弁証法と解釈学の関係性;弁証法と存在論の交差地点としての解釈学)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB29949921
  • ISBN
    • 9784771033184
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    京都
  • ページ数/冊数
    vi, 228, 15p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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