ポール・ボウルズ : 越境する空の下で
著者
書誌事項
ポール・ボウルズ : 越境する空の下で
春風社, 2020.3
- タイトル別名
-
Paul Bowles
ポールボウルズ : 越境する空の下で
- タイトル読み
-
ポール ボウルズ : エッキョウ スル ソラ ノ シタ デ
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注記
引用および参考文献一覧: p380-397
内容説明・目次
内容説明
ボウルズにとって“移動”とは何であったのか、どのようにイスラーム圏のマグレブを表象したのか。越境する作家の魅力の根源を探る。
目次
- 第1部 移動するボウルズ(抑圧・空想・移動—フレッチャリズム、スプリング・フィールド、グリニッジ・ヴィレッジ;選択されたフランス;フランスからモロッコ—シュールレアリズムと民族誌学;イギリス植民地セイロンにおけるバーガー—「筌とプライヴェートな用向き」に見るセイロンの社会構造;なぜ、スレイドは医師か—『世界の真上で』と〈新しきもの〉)
- 第2部 ボウルズの北アフリカ表象(サハラ沙漠の移動—『シェルタリング・スカイ』の自伝性とポート夫婦をめぐって;二つの『シェルタリング・スカイ』と表象—「コロニアル・ロード・ナラティヴ」のセクシュアリティと人類学;「非読み書き能力」をめぐる魅力の探求;タンジールと民衆—「山上でのティー」と『雨は降るがままにせよ』;非人称的自己と他者—『雨は降るがままにせよ』におけるダイア)
- 第3部 モロッコのボウルズ(アマールの人形と近代性—『蜘蛛の家』のイスラーム表象;“近代化”に隠された“同性愛”—『蜘蛛の家』を読む;ボウルズとアルフレッド・チェスター;モハメド・ショークリ『パンのためだけに』を読む—ボウルズの“翻訳”と二一世紀英語文学の可能性;翻訳家としてのボウルズ——二一世紀の世界文学へ向けて)
「BOOKデータベース」 より