マルグリット・デュラス「声」の幻前 : 小説・映画・戯曲

Bibliographic Information

マルグリット・デュラス「声」の幻前 : 小説・映画・戯曲

森本淳生, ジル・フィリップ編

水声社, 2020.3

Other Title

マルグリットデュラス声の幻前 : 小説映画戯曲

Title Transcription

マルグリット・デュラス「コエ」 ノ ゲンゼン : ショウセツ・エイガ・ギキョク

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Description and Table of Contents

Description

小説、戯曲、そして映画に至るまで「ヌーヴォー・ロマン」の枠を超えた活動でいまなお読みつがれるマルグリット・デュラス(1914‐1996)。小説で描かれる電話の声、映画にみられるオフの声など、その作品にはつねに、何処からとも知れず到来する“声”の存在があった。本書が狙いを定めるのは、日常性には還元できない中間的な領域—現前と不在、生と死—をたゆたう“幻前する声”にほかならない。

Table of Contents

  • 1 虚空と沈黙(「夜明けの光」のセレナーデを歌うのは誰か?—『かくも長き不在』における“声”の幻前;声なき身体、静かなる犯罪—『イギリスの愛人』に寄せて)
  • 2 映画と“声”(デュラス、“声”をめぐるエクリチュールの試み—声の現前と不在の間で;声とまぼろしの風景—デュラス、ストローブ=ユイレ、ポレ、足立における移動撮影)
  • 3 新たなる視角へ向けて(どのように呼びかける(呼ぶ)のか—マルグリット・デュラスにおける名前の力;声の宛て先—デュラスとヤン・アンドレア;デュラスは本当に声の作家だったのか?)

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Details

  • NCID
    BB3003289X
  • ISBN
    • 9784801004740
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    228p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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