世界の瞬間 : チェーホフの詩学と進化論
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書誌事項
世界の瞬間 : チェーホフの詩学と進化論
水声社, 2020.3
- タイトル別名
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The world's moments : Anton Chekhov's poetics and the theory of evolution
- タイトル読み
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セカイ ノ シュンカン : チェーホフ ノ シガク ト シンカロン
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注記
欧文タイトルは英文要約による
著者「高田」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え
博士論文 (京都大学, 2018年提出) に大幅な加筆修正を施したもの
内容説明・目次
内容説明
“不幸な現実への醒めた諦観”か、“卑小な個人への暖かい共感”か?捉えがたいチェーホフの筆致を、偶発的“進化”が紡ぐ神も目的もない世界像を示して同時代に衝撃を与えたダーウィンの進化論と並置し、彼の詩学との関連、さらには特異な自然描写にも光を当てることで、新たな読みの可能性を拓く。幸福も不幸も越えた、世界=“生”の巨大な相貌が浮かび上がる“瞬間”。
目次
- 序論—「万能酸」のそのあとに
- 1 「信」なき時代と進化論(進化論、その特徴と受容;可視・可知・不可知)
- 2 チェーホフのテクストと進化論の類縁(人物の「型」と「個」;出来事とその結果;生のヴォリュームとしての時間と空間)
- 結論—「孤独な宇宙」の中で
「BOOKデータベース」 より