名作裁判 : あの犯人をどう裁く?
著者
書誌事項
名作裁判 : あの犯人をどう裁く?
(ポプラ選書, . 未来へのトビラ = A door to the future||ミライ エノ トビラ ; File no.009)
ポプラ社, 2019.4
- タイトル別名
-
名作裁判あの犯人をどう裁く
- タイトル読み
-
メイサク サイバン : アノ ハンニン オ ドウ サバク?
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注記
ポプラ新書 (2015年刊) を、ルビを加え選書化したもの
内容説明・目次
内容説明
『異邦人』『模倣犯』『羊たちの沈黙』『悪人』など、犯罪をテーマにした名作たち。そこに登場する犯罪者たちが、現実世界で裁判にかけられたとしたら?本書では、元裁判官が15の文学・映画を題材に、実際に判決を下していく。人が人を裁くとはどういうことなのか。意外と知らない刑事裁判の世界へ、ようこそ!
目次
- ドストエフスキー『罪と罰』—ラスコーリニコフを裁く
- ロバート・ワイズ『ウエスト・サイド物語』—「ふつうの殺人」とは何か
- ジョージ・スティーヴンス『陽のあたる場所』—湖上のボート転覆は事故か偽装殺人か
- カミュ『異邦人』—「太陽のせい」で人を殺したら、果たして…
- ルネ・クレマン『太陽がいっぱい』—華麗なる死体なき殺人事件の結末
- ルイ・マル『死刑台のエレベーター』—アリバイなき殺人容疑と完全犯罪
- ジャン=リュック・ゴダール『勝手にしやがれ』—無頼派不良の考えなしの警官殺しは死刑か
- スタンダール『赤と黒』—男女関係のもつれによる殺人は軽いか重いか
- フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』—マフィア、暴力団にかかわるバイオレンス殺人
- アーサー・ペン『俺たちに明日はない』—未成年者の凶悪犯罪はどう裁かれるか
- ジョナサン・デミ『羊たちの沈黙』—ハンニバル・レクター博士と責任能力
- 東野圭吾『容疑者Xの献身』—同情すべき殺人の刑罰はどこまで下がるか
- 宮部みゆき『模倣犯』—「決定的な一言」は本当に決定的な証拠になるか
- 吉田修一『悪人』—それほど悪人とは思えない凶悪犯の扱い
- 村上春樹『1Q84』—主人公「青豆」は死刑になる運命にあり
「BOOKデータベース」 より