次世代に伝えたい新しい古典 : 「令和」の言語文化の享受と継承に向けて
著者
書誌事項
次世代に伝えたい新しい古典 : 「令和」の言語文化の享受と継承に向けて
武蔵野書院, 2020.3
- タイトル別名
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新しい古典 : 次世代に伝えたい : 令和の言語文化の享受と継承に向けて
- タイトル読み
-
ジセダイ ニ ツタエタイ アタラシイ コテン : 「レイワ」ノ ゲンゴ ブンカ ノ キョウジュ ト ケイショウ ニ ムケテ
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注記
その他の編者: 高木史人, 東原伸明, 山下太郎
収録内容
- 新しい古典としての『古事記』 / 津田博幸 [執筆]
- 書物として見る古典文学の新しい解釈の行方 : 萬葉語「隠沼」の歴史的変遷をめぐって / ローレン・ウォーラー [執筆]
- 「産む性」の拒否・『竹取物語』かぐや姫の思想 : 異人に照らし出される「この世」の論理 / 東原伸明 [執筆]
- 土左日記の「本領発揮」のために / 鹿島徹 [執筆]
- 〈歌〉の『伊勢物語』と〈語り〉の『大和物語』 : 「語り」と言説分析・『大和物語』の散文的機能の再評価を焦点に / 東原伸明 [執筆]
- 『枕草子』「したり顔」の呪縛を乗り越えて : 「くらげの骨」と「香炉峰の雪」と / 津島知明 [執筆]
- 新しい古典としての日記文学 : 『土左日記』から『更級日記』まで / 山下太郎 [執筆]
- 「光源氏」とは何か : 「プレイボーイ」とは異なる古代物語の主人公像 / 東原伸明 [執筆]
- 『源氏物語』続編の「ましかば」 : 次世代に伝えたい、自己と向き合う物語 / 吉澤小夏 [執筆]
- 日本初の長編物語の作り方 : 『うつほ物語』の軌跡 / 本宮洋幸 [執筆]
- 「虫めづる姫君」の教え / 横溝博 [執筆]
- 『とりかへばや物語』 : 男装の女君・女装の男君の物語 / 伊達舞 [執筆]
- 『古事談』 : 「抄録の文芸」 / 蔦尾和宏 [執筆]
- 『徒然草』をひらく : 「傷つきやすく柔らかな心」を抱えた読者へ向けて / 田村美由紀 [執筆]
- 新しい古典としての西鶴 / 塩村耕 [執筆]
- 長塚節『土』を読み継ぐ : 一九一〇年の国土 / 永井聖剛 [執筆]
- 中国故事の享受・受容と現代日本人 : 古典漢文の素養を掘り起こす中での再認識 / 井上次夫 [執筆]
- 古くて新しい古典教育の問題 : 「古典」の位置付けと古典教育に必要な視点 / 井上次夫 [執筆]
- 昔話教材を使った古文入門教育/指導法へ : 小中接続を意識した「主体的・対話的で深い学び」のための教材n度読みの試み / 高木史人 [執筆]
- 古典の新しい指導法 : 『更級日記』「門出」を教材として / 山下太郎 [執筆]
- 『伊勢物語』「筒井筒」の学習指導法 : 我が事として理解し、表現させる / 井上次夫 [執筆]
- 田楽と御霊会からみた民衆文化 : 「古典」としての『今昔物語集』 / 木村茂光 [執筆]
- 「三千五百万人の末弟」が残したもの : 植木枝盛『民権自由論』(一八七九年) / ヨース・ジョエル [執筆]
- 「昔話」から「昔語り」へ : 昔語りを「聴く」姿勢を幼小接続に活用する / 高木史人 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
上代文学「古事記」から近代文学「土」までの日本文学、そして国語教育、日本文化に「令和」の視点からいま、新しい光を当てる。
目次
- 1 古典文学(上代・中古・中世・近世・近代)・古典漢文(新しい古典としての『古事記』(古事記);書物として見る古典文学の新しい解釈の行方—萬葉語「隠沼」の歴史的変遷をめぐって(万葉集);「産む性」の拒否・『竹取物語』かぐや姫の思想—異人に照らし出される「この世」の論理(竹取物語) ほか)
- 2 国語教育(小学校・中学校・高等学校)(古くて新しい古典教育の問題—「古典」の位置付けと古典教育に必要な視点;昔話教材を使った古文入門教育/指導法へ—小中接続を意識した「主体的・対話的で深い学び」のための教材n度読みの試み;古典の新しい指導法—『更級日記』「門出」を教材として ほか)
- 3 日本文化(民衆・政治・社会)(田楽と御霊会からみた民衆文化—「古典」としての『今昔物語集』;「三千五百万人の末弟」が残したもの—植木枝盛『民権自由論』(一八七九年);「昔話」から「昔語り」へ—昔語りを「聴く」姿勢を幼小接続に活用する ほか)
「BOOKデータベース」 より