微笑む言葉、舞い落ちる散文 : ローベルト・ヴァルザー論
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書誌事項
微笑む言葉、舞い落ちる散文 : ローベルト・ヴァルザー論
鳥影社, 2020.3
- タイトル別名
-
微笑む言葉舞い落ちる散文 : ローベルトヴァルザー論
- タイトル読み
-
ホホエム コトバ マイオチル サンブン : ローベルト ヴァルザー ロン
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注記
参考文献一覧: p379-389
内容説明・目次
内容説明
なぜ、ヴァルザーはかくも重要なのか?20年以上にわたるヴァルザー読解を通じて、今、この問いに答える。多くの作家たちに愛されつづけたヴァルザーの文学的闘いの足取りを多様な方法で浮かびあがらせる。
目次
- 第1部 『ローベルト・ヴァルザー作品集』を読み解く(「散歩文」の原風景—散文小品『グライフェン湖』を読む;「母の言葉」と「王子言語」のあいだから生まれる虚構言語—初期小劇『白雪姫』を読む;「母の言葉」の喪失を埋めてゆく散文—ベルリン時代の長編小説『タンナー兄弟姉妹』をその前史から読む;「大ベルリン」vs「小ヴァルザー」—ベルリン時代、ビール時代の散文における差異化の運動を読む;「はじめて書きつけた慣れない手つきの文字」に出会うための散歩—ビール時代の中編作品『散歩』を読む;「ミクログラム」のもたらす幸福—ベルン時代の長編小説『盗賊』を読む)
- 第2部 翻訳からヴァルザーの原作を読み直す(『白雪姫』全訳;「イメージ」、「意味」、「物語」の/に抗する、レトリックを翻訳する—『白雪姫』の英・仏・日本語翻訳比較分析;絵で描く存在を文字で描く存在を翻訳する—ベルン時代の散文小品『ヴァトー』を読む)
「BOOKデータベース」 より