韓国陶磁史の誕生と古陶磁ブーム

書誌事項

韓国陶磁史の誕生と古陶磁ブーム

鄭銀珍著

思文閣出版, 2020.2

タイトル別名

The birth of Korean ceramics history and the boom in antique ceramics

タイトル読み

カンコク トウジシ ノ タンジョウ ト コトウジ ブーム

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注記

博士論文 「近代韓国陶磁史研究 : 浅川伯教・巧兄弟の活動を軸として」 (立命館大学, 2013年) に加筆訂正を加えたもの

その他のタイトルは標題紙裏による

文献目録: p421-437

内容説明・目次

内容説明

「高麗青磁」と「朝鮮白磁」に代表される韓国古陶磁。19世紀中葉以降の近代化にともない、在来の日用品的な陶磁器が廃れていく一方で、古陶磁が「美術品」として「再発見」され、収集、鑑賞、そして研究が本格化した。その中で大きな役割を担ったのが浅川伯教・巧の兄弟である。韓国の人々とその文化に心を寄せた二人は、民芸運動の創始者である柳宗悦にも決定的な影響をあたえた。浅川兄弟の活動を軸として、近代における韓国陶磁史の誕生と古陶磁ブームの全容を鮮やかに浮かび上がらせる。

目次

  • 第1部 東アジアの近代化と陶磁産業(近代日本の陶磁輸出—アメリカ、中国、朝鮮;日本産業陶磁の朝鮮半島への進出;日韓両国内の陶磁生産の状況)
  • 第2部 高麗青磁の再発見とその再現(韓国陶磁研究の始まり;高麗青磁再現史)
  • 第3部 朝鮮白磁の美の発見—民芸運動の萌芽と韓国陶磁産業への展望(朝鮮白磁の美の発見;浅川兄弟の方法論と朝鮮民俗調査;地方への視点—新たな陶磁産業への展望)
  • 学術調査と古陶磁ブーム

「BOOKデータベース」 より

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