浮島に生きる : アンデス先住民の移動と「近代」

書誌事項

浮島に生きる : アンデス先住民の移動と「近代」

村川淳著

(プリミエ・コレクション, 107)

京都大学学術出版会, 2020.3

タイトル別名

浮島に生きる : アンデス先住民の移動と近代

タイトル読み

ウキシマ ニ イキル : アンデス センジュウミン ノ イドウ ト キンダイ

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注記

京都大学大学院農学研究科の博士論文 (2018年3月提出) に大幅な加筆修正を加えたもの

参考文献: p375-398

内容説明・目次

内容説明

浮動しながら、近代化から逃れ去る人びと—。ペルー・ティティカカ湖—水鏡を小舟で移動する先住民は、押し寄せる国家管理の圧力から浮島がつくる迷路のなかへ逃れ、したたかに逆利用する。その背中を追いつづけた著者が、浮動する生を描き出す。

目次

  • 序章
  • 第1章 ペルー・アンデス先住民と研究者の出会い方
  • 第2章 移動する先住民の土地権利主張—ティティカカ国立保護区との相克をめぐるアポリア
  • 第3章 独自圏域としての湖水域—水上交通の再編と移動する浮島
  • 第4章 浮島の観光化と交易活動の再編—貨幣の流れに注目して
  • 第5章 引きずり出された先住民—浮島における身分証明書の普及と徴兵制
  • 第6章 海岸地域への跳躍—新世代のライフヒストリーを中心に
  • 第7章 貨幣の奔流を生きる—観光をめぐる現在
  • 第8章 境界への囲い込みに抗う移動実践とその合流—自然資源利用に注目して
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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