ナショナルな欲望のゆくえ : ソ連後のロシア文学を読み解く

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ナショナルな欲望のゆくえ : ソ連後のロシア文学を読み解く

松下隆志著

共和国, 2020.2

タイトル別名

ナショナルな欲望の回帰 : 1990~2000年代のロシア・ポストモダニズム文学の変容

タイトル読み

ナショナル ナ ヨクボウ ノ ユクエ : ソレンゴ ノ ロシア ブンガク オ ヨミトク

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注記

博士論文「ナショナルな欲望の回帰 : 1990~2000年年代のロシア・ポストモダニズム文学の変容」(北海道大学, 2015年提出) を基に, その後の研究成果も加え大幅に加筆修正したもの

参考文献: p289-302

内容説明・目次

内容説明

ソヴィエト連邦の崩壊後に、“ポストモダニズム”をまとって出現した、新たなロシア文学。その多彩な潮流を足がかりに現代ロシア文学の歩みを一望する。気鋭の翻訳者による待望の現代ロシア文学論。

目次

  • 序章 ロシア・ポストモダニズムとは何か
  • 第1章 ポストモダン的「空虚」の諸相
  • 第2章 現実とノスタルジーの狭間で—「新しいリアリズム」の台頭
  • 第3章 ザハール・プリレーピン、あるいはポスト・トゥルース時代の英雄
  • 第4章 再定義される社会主義リアリズム—エリザーロフ『図書館大戦争』
  • 第5章 交叉する二つの自由—自由の探求から不自由の自由へ
  • 第6章 アイロニーの終焉—ポストソ連ロシアにおけるチェチェン戦争表象
  • 第7章 身体なき魂の帝国—マムレーエフの創作における「我」の変容
  • 第8章 ナショナルな欲望の再(脱)構築—二〇〇〇年代以降のソローキン
  • 終章 ロシア文学のゆくえ

「BOOKデータベース」 より

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