近代建築で読み解く日本
著者
書誌事項
近代建築で読み解く日本
(祥伝社新書, 602)
祥伝社, 2020.5
- タイトル読み
-
キンダイ ケンチク デ ヨミトク ニホン
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注記
参考文献ほか: p271-274
年表: p261-270
内容説明・目次
内容説明
明治維新=近代化のシンボルは、鉄道と建築である。新橋・横浜間に鉄道が開業し、大工の棟梁による擬洋風建築が現われた。やがて、建築の担い手が工部大学校のエリートに代わると、国家が仕立てる正統派=ルネサンス様式の建物が帝都を飾るようになる。だが、その最大級の建築「国会議事堂」の中央にはピラミッドのようなデザインが施された。一体なぜか?20世紀に入ると、世界的に自由なモダニズム建築が興る。しかし、日本は天皇制のもと次第に近代のあるべき姿から離れ、敗戦で帝都は崩壊。戦後、銀幕の世界ではゴジラが近代建築を次々と破壊したが、その意味するものとは—。斬新な視点で日本の近代史を読み解く!
目次
- はじめに—近代日本の歩みを「建築」から読み解く
- 第1章 近代国家への道のりは建築から始まった
- 第2章 東京遷都と「二つの都」づくり
- 第3章 国会議事堂のてっぺんはなぜ“霊廟”になったのか
- 第4章 建築家は、近代国家ならぬ大東亜建設を担った
- 第5章 帝都に上陸したゴジラが破壊できなかったもの
「BOOKデータベース」 より