未完の人民元改革 : 国際通貨への道

書誌事項

未完の人民元改革 : 国際通貨への道

関志雄著

文眞堂, 2020.4

タイトル読み

ミカン ノ ジンミンゲン カイカク : コクサイ ツウカ エノ ミチ

大学図書館所蔵 件 / 46

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

「人民元レートの決定要因」、「変動相場制への移行」、「米中通貨摩擦」、「チャイナ・マネー」、「人民元の国際化」、「デジタル通貨」など、研究者だけでなく、政策当局者や投資家にとっても関心の高いテーマを網羅。

目次

  • 第1部 WTO加盟後の人民元切り上げを巡る議論—中国経済の台頭とともに高まった元高圧力(なぜ人民元の切り上げが必要なのか—日本のためでなく中国自身のためである;切り上げは中国の利益)
  • 第2部 2005年以降に採用されている「管理変動相場制」の実態—BBC方式と内外環境の変化に配慮(元高局面から元安局面へ;人民元の対ドル中間レートはいかに決定されるか—定着する「前日終値+通貨バスケット調整」方式;対米人民元摩擦)
  • 第3部 「完全変動相場制」への道—金融政策の独立性の向上とバブル予防に向けて(流動性の膨張をいかに抑えるか—迫られる「完全変動相場制」への移行;「完全変動相場制」への移行を模索する中国—参考となる日本の経験と教訓;日本のバブルの経験から学ぶべき教訓)
  • 第4部 注目されるチャイナ・マネーの行方—外貨準備の運用から対外直接投資へ(金融超大国となった中国;「発展段階説」から見た中国の国際収支—「債務返済国」から「未成熟債権国」へ;対外投資大国への険しい道)
  • 第5部 人民元の国際化に向けての課題—中国・地域・グローバルという視点に基づく考察(人民元の国際化は一日にしてならず;「資本取引の自由化」という中国の視点からの考察;「通貨圏」という地域の視点からの考察;「国際通貨体制」というグローバルの視点からの考察)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ